信頼関係なくして何も始まらない
広島県福山市で相続・後見業務を中心に行っております行政書士の藤井吉彦です。
私の家には、生前、祖父が集めていた骨董品が数点あります。
骨董品というと聞こえは良いですが…
ネットなどで作者等を検索してみても正直、価値のあるものはなさそうです。
掛け軸も数点ありますが、売れそうなものもないので、事務所の片隅に掛け軸コーナーを設けて月替わりで飾るのもいいかな?と思っています。
ただひとつだけ持って行き場に困るものが先日、見つかりました。
「日本刀」です。
きちんと登録証が付いているので、どうやら本物のようです。
登録証を見てみると…「無銘」と書いているので、名刀ではないようです。
日本刀を管理するのも難しいため然るべきところに買い取ってもらおうと思い、ネットで検索してみました。
数店それらしいところが見つかりましたが、何の知識もない者がいきなりネットで検索した全く面識のない人に売却する気にはどうしてもなれませんでした。
数日、悩んでいましたが…
小学生時代の友達のお父さんが刀剣屋さんをされていたことを思い出しました。
ただ、その刀剣屋さんはずいぶん昔に閉店されていることは知っていたので、その友人の実家に突撃訪問しました。
友人のお父さんはもう17~18年前にお亡くなりになっていましたが、お母さんがいらっしゃったので、事情を説明したところ、知り合いの大阪の刀剣屋さんを紹介していただけることになりました。
連絡すると「来週、仕事で岡山に行きます」とのことだったので、さっそく(今日)お会いしてきました。
で、なにが言いたかったかと言いますと…
自分が分からないことは専門家に任せた方がいいのですが…
その専門家は自分が信頼できる方でないとお任せできない…
ということ
みなさんもご経験があると思いますが…
未知の世界に足を踏み入れる時、不安でいっぱいだと思います。
今回、私も全く分からない刀剣の世界に足を踏み入れたわけですが、ネットで調べた方にお任せできなかったのも、信頼できる関係になかったのが原因です。
知り合いの知り合いということだけで、不安が軽減され、すんなりお会いでき、お話していく中で信頼できる方だと確信できたからこそ、買取りをお願い出来たわけです。
このことは、当事務所の業務についても同じことが言えると思います。
海のものとも山のものとも分からない…
信頼関係のない人にいきなり、身の上事情を相談できる人ってそうそういらっしゃらないと思います。
そういった意味でもネット検索された方に私自身をもっと知っていただき、気軽にご相談いただけるよう、ブログを書き続けております。
お困りの方がいる時に私を紹介していただける…
そして、
みなさまに信頼いただける行政書士を目指してこれからも頑張っていこうと思う本日の出来事でした。
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