封印実務研修~1日目~
広島県福山市で相続・後見業務を中心に行っております行政書士の藤井吉彦です。
さて、本日は、先日受けた封印事前研修からの実務研修です。
自動車登録・封印業務をバリバリされている先生に無理をお願いしまして、本日第1回目を福山陸運局にて受けてきました。
本日は、金曜日ということもあり、陸運局内はかなり込み合っていました。
まずは、登録手続きの一連の流れと注意点を教えて頂きながら、封印作業が入ると外に出て封印の手順を見学します。
本日は、特殊車両の登録・封印作業もありました。
↑この人は陸運局内で封印の委託を受けている担当の方です。
今日まで知らなかったのですが、陸運局での封印作業をする人も陸運局から封印作業の委託を受けている人で、陸運局の職員ではないそうです。
ポンプ車です。
しかも、同時に2台…
この場合、気を付けなくてはならないのが同時期に購入していると「車台番号」が連番または近い番号、同日に登録すると「プレート番号」が連番という、どっちがどっちだか分からない事態が発生します。(非常に気を遣う場面です)
このとき、しっかりと車台番号とプレート番号が車検証と一致しているかを確認しないと、プレートがテレコになっているところに封印をしてしまうと再封印しなくてはならなくなります。
場合によっては、賠償問題にまで発展しかねません。
まずは、車体のどこかに刻印されている車台番号を見つけるのですが、これがメーカーによってまた車によって刻印場所が異なるため、みなさん血眼になって探します。
国産の普通車なら、ボンネット内や運転席足元のカーペットの下などある程度予想が付き、比較的簡単に見つけ出すことができます。
ところが、外車の場合はこの「車台番号」を見つけだすのにひと苦労です。
実際、当事務所営業車のビートルの名義変更をした際には、「車台番号」が見つからず、とても焦りました。
結局、後ろの座席の座面を外したそこに刻印を見つけたということがありました。
また、封印作業をする際に封印の上下を逆に取り付けない、ずれないようにまっすぐ取り付けるなど気をつかう作業の目白押しです。
封印作業一つとっても結構大変な作業だと改めて感じた研修1日目でした。
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