お墓参り先で見かけた案内を見て思うこと…
広島県福山市で相続・後見業務を中心に行っております行政書士の藤井吉彦です。
今日は、義父のお墓参りに行ってきました。
義父のお墓は自宅より車で10分ほどの距離にある「納骨堂」です。
お参りのあと、納骨堂のロビーで見つけた書籍紹介のコピーです。
作家・五木寛之さんの「こころの相続」です。
職業柄、「相続」という言葉には非常に敏感です。
普段から「遺言」や「相続手続き」に携わっているものとして…
帯に書いてある言葉が非常に気になりました。
「本当に遺したい無形の相続がないがしろになっていないか」
です。
遺言作成や相続手続きというと、つい「財産的な価値のあるもの」についてを想像しがちです。
しかし、まさに相続とは土地や財産の相続だけではないということを改めて思い出させてくれる言葉にハッとさせられました。
通常、当事務所にご相談いただく際、ご相談者様も「財産的な価値のあるもの」についての遺産分割に関する遺言書の作成を目的とされています。
たしかに、「財産的価値のあるもの」についての分割方法は相続人にとっても非常に重要なことではあります。
その後、遺言を作成された方がお亡くなりなり、続いて相続人がご相談に来られた際に、たまに「もっといろんな事を聞いておけばよかった…」と言われることがあります。
私自身も義父の死後、同じ思いを持ったのを思いだしました。
義父も口数はあまり多い方ではなかったし、思いもよらない突然の逝去だったため、もっとコミュニケーションをとっておけばよかった…と反省しました。
あらためて、生前対策の重要性を思い起こしました。
そして、生前対策としてのエンディングノート(私は、もしものための安心ノートと言っています)の作成をもっともっとみなさんに広めていかなくてはならないという使命感が沸いてきております。
コロナ禍ではありますが、少しずつでも安心ノートつくりを周知していくための活動再開計画(セミナー等)を立てていこうと思っております。
その際には、ぜひ、ご活用いただければと思っております。
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